慣れ親しんだものが、脳のリミッター
2020/10/10
人は、慣れ親しんだもので安心する。
お目通し下さり光栄です、京都の脳科学コーチ
日本唯一の臼井靈氣療法家 西陣の拝み屋です。
本日10/10は、対面依頼のみご予約承ります。
16時〜18時までご予約受付中、ご希望の方はこちらから。
明日10/11はお休みをいただきます。
来週のスケジュールはこちらをご覧ください。
台風が日本列島をかすめる週末。
直撃かも、のニュースに「祈らなきゃ」と思った1日。
夕方になり台風が逸れた報せに、いぅぇぇーぇぇい!」(お文具さん)てなりました。
単純さん。
朝の晴明詣でで、ふと思ったこと。
人は、慣れ親しんだもので安心を得ようとしてるんや、ってこと。
上洛して三年目、祈りとともに暮らしてきました。
だから、祈る→現実化するの反芻があると安心します。
でも上洛当時はそれを信じるのに時間がかかりました。
祈祷なんてエビデンスがないもの、と言われたこともあったし、神様の近くで暮らせることはこの上ない贅沢に思えた。
神様と生きる前はすべてを取りに行く暮らしでした。
でもいまは、すべてを受け止める暮らしです。
このベクトルの変化を人は「変革」と呼び、進化と呼ぶのやろうと思うのです。
神奈川にいるときのわたしは、まさに土の時代を生きていました。
土の時代は武力と任侠、それがよく似合う場所で暮らしていたなと思います。
街を離れる間際に垣間見た「雅な世界」。
そこには、力を使わずに欲しいものを得るため、あるモノが横たわっていました。
それが「誑かす たぶらかす」というもの。
書いて字の如く、言葉で相手を煙に巻いて欲しいものを手にすることを言います。
風の時代はまさに、この「誑かし」が武力にとって変わる時代。
その攻撃をかわすために重要なことが、これ。
よく眠る。
よく眠り、脳をクリアにしなければ誑かしを見抜くことはできません。
人は、慣れ親しんだもので安心感を得ます。
安心感がなければ、内側を満たすことはできません。
このとき問題となるのが「安心した経験がない」場合。
実はいまの時代、案外たくさんそんな方はいらっしゃいます。
安心がわからない場合、そこが嫌でも懐かしさで安心を生み出します。
乱暴な環境に長くいた人は、乱暴な環境にいくと不快だけど落ち着きます。
それを繰り返している限り、自己肯定感は高まりません。
「結局わたしはこんなもんよ」と天井をつけているからです。
生育歴が嫌い、恋愛でろくな思いをしてきてない、などそこに対し抵抗があるなら、徹底的に「NO!」といいましょう。
そして、同時に「なんかわからないけど、こうなる!」と、欲しい未来を唱えましょう。
このとき、実際に声に出すのが重要。
声にして、脳に言い聞かせ、反応を見る。
ざわざわしたり、脳が拒んだなら、脳をアップデートしなければなりません。
脳科学的には、6回経験すると脳は受け入れるとされています。
だから、望むことがあるならとにかく6回経験すること。
反対に受け入れたくないことは6回に満たないうちに辞めることです。
仏の顔も三度、は、この半分。
つまり、脳が受け入れないために嫌なことは半分で辞めなさいってことですね。
昔の言い伝えには、たいがい意味があります。
でも、そのエビデンスが出せるのは何百年も先かもしれない。
エビデンスが出る前に否定すれば手にできない。
反対にそこまで受け継げば、エビデンスが見つかるかもしれない。
いまわからないから、それがないとすることは、むしろ損をしているけどね、と、わたしは思います。
言葉には、間違いもある。
これは、17年前に師範から言われ続けたことです。
確かに言葉には、間違いも存在する。
でも。
その一言が元で、生涯を決めてしまうほど大切な言葉もある。
包丁で手を切ったら「気をつけなさい!」と叱られます。
自分で自分を切ったのに、です。
同じように言葉は刃物、ときに凶器になる。
たった一度でも、それが誤りでも、包丁で切られたら。
その人が刃物を持ったら、近くに行かなくはないですか?
もし近づける人がいるなら、貴方の中には「わたしなんて、傷つけられて当然なんです」という思い込みがあります。
傷つけられることに慣れすぎましたね、優しさになれるまで、不安感を我慢してまず6回体験してみましょう。
脳がアップデートされたら、変わります。
最も例外もあり。
相手を愛していたら、近づきます。
愛しているかどうかも、実は思い込み。
このお話は、長くなるからまた後日。
貴方の脳みそ以上に、貴方の人生を支配するものはいません。
不快なものを徹底的に排除する構え。
これこそが、本当の意味での断捨離なのです。
貴方は、なにに慣れ親しんできましたか?
わたしは安心のために、「誑かす人」とサヨナラしていこうと思います。