【神はサイコロを振らないvol.5】 脳の裏をかくには
2020/11/27
「神はサイコロを振らない」では毎日一記事、京の拝み屋が脳科学について語ります。
おはようございます、京都の脳科学コーチ 西陣の拝み屋です。
京都で脳科学コーチをしていますが、実はキャリア足掛け19年目になる拝み屋でもあります。
「拝み屋」とは、所属を持たない祈祷師のこと。
仕事の仕方はさまざまですが、最近はライトノベルの「我が家は祇園の拝み屋さん」がヒットしているので、『拝み屋』という名前自体は知っている人もいるかもしれません。
野良の祈祷師として京都に移住して3年目、左脳系祈祷師として活動しています。
貴方は、脳と身体が繋がっている、と、自信を持っていえますか?
はい、と、いえる方、それは本当ですか?
脳と身体が繋がっていることは、実は当たり前ではありません。
コーチングや、カウンセリング、講座などでよくやる思考実験があります。
【思考実験 それは貴方の意思ですか?】
①目の前にグラスを置いてください。
空でも液体を入れてもいいです。
②グラスを持ち上げてください。
③どちらの手で持ち上げましたか?
それは何故ですか?
—————————
この実験をすると、9割の方が理由を答えます。
近いから。
右利きだから。
などなど。
しかし、こう答える方は、ほぼ、いません。
「いつも、そうするから」
5秒以内にグラスを持った場合、この正解は、「いつもそうするから」。
人間が意識して考えて行動するのに5秒以内は、まず無理。
いわゆる条件反射行動と言えるでしょう。
条件反射行動は、行動習慣により作られます。
行動習慣ですから、考えていません。
つまり脳に操られている状態、これでは嫌な現実が終わるわけはありませんね。
では、どうしたら脳のコントロールから脱却できるか。
それには、行動習慣を変えるしかありません。
行動習慣は、最短21日(約3週間)でアップデートされると言われています。
これが脳科学のある種の種明かし、だからこそ、脳を変えたければ行動習慣を変える必要があるのです。
しかし、このとき脳はそれを阻みます。
その結果不安感や罪悪感を作り出すことがあるのです。
脳が作り出したこれらの感情は、本能が生命の危険回避のために作り出した感情と似て非なるものです。
この見分け方については、思考のお稽古などでお伝えしています。
感情に振り回されず習慣を変えるには決める→やるの反復のみをすること。
その際思考は止めること。
「決めたからやるの」ただ、それだけでいいのです。
言い換えれば、そうでもしないと脳に阻まれてしまい、結局変えられないままになってしまうでしょう。
来年から、世の中の流れが変わるといわれています。
その際必要とされるのが客観性、メタ認知などとも呼ばれていますが。
来月からは、メタ認知についてのプログラムも始めていく予定です。
ご興味のある方は、ぜひお問い合わせ下さい。