【神はサイコロを振らないvol.8】 脳の基礎代謝をあげる方法
2020/11/30
「神はサイコロを振らない」では毎日一記事、京の拝み屋が脳科学について語ります。
こんにちは、京都の脳科学コーチ 西陣の拝み屋です。
京都で脳科学コーチをしていますが、実はキャリア足掛け19年目になる拝み屋でもあります。
「拝み屋」とは、所属を持たない祈祷師のこと。
仕事の仕方はさまざまですが、最近はライトノベルの「我が家は祇園の拝み屋さん」がヒットしているので、『拝み屋』という名前自体は知っている人もいるかもしれません。
野良の祈祷師として京都に移住して3年目、左脳系祈祷師として活動しています。
さて、昨日の続きの前に、こちらのお話。
脳が一番嫌いなことは、なんだか知っていますか?
それは面倒くさいこと。
そして、何より脳が嫌う面倒臭さが「選択」です。
選択とは、次のことをいいます。
選ぶ→決める→行う
この一連の流れの中で、一番エネルギーを消耗するのが「決める→行う」の流れ。
この流れでパワーを使い果たすと、次のループに入れません。
パワー不足だから、脳がやりたがらないのです。
「選ぶ→決める→行う」から「選ぶ→決める→行う→ 選ぶ→決める→行う」へと移り、これをひたすら繰り返す。
その回数、なんと一日に9,000回。
選ぶ→決める→行う×9,000回/24時間
そりゃあ、思考停止も起こします。
だから脳は、パワーを温存するために他愛ない決断はパワーが要らないように調整しています。
他愛ない決断とは、生活習慣です。
朝ごはんを食べるか食べないか。
お箸をどちらの手で持つか、そんなことを一大決心で決める人はいないでしょう。
「どっちだっていいこと」だからです。
しかし、車を買う、転職する、進路を決める、好きな子に告白する、などは話が変わってきます。
その選択が人生を左右するかもしれないからです。
命に対する影響が大きい=パワーが沢山要る、脳はこの原理で動いています。
夢を叶えるために情熱が必要なのは、その意志の力や想いの強さをすべて選択するためのパワー(燃料)として転換しているからです。
省エネ脳は、大きい選択を嫌います。
いうなら、軽自動車で急勾配の坂道を上がるようなものだから。
安全を選び、守りに入ってばかりいると脳は省エネ化します。
基礎代謝の落ちた体と同じですね。
では、どうするか。
脳の基礎代謝をあげるには「面倒を敢えて選ぶ」、これにつきます。
その面倒が脳の報酬系プログラムと結びつくと、燃料供給がされるからです。
逆もまた然りで、誤った接続は解除し再接続することも可能となるのです。
ご自分の脳のプログラムにご興味ある方は、ぜひ一度脳科学コーチングを受けてみてくださいね。