【神はサイコロを振らないvol.10】 脳を躾ける方法〜脳のマナーチェックしてますか?
2020/12/02
「神はサイコロを振らない」では毎日一記事、京の拝み屋が脳科学について語ります。
おはようございます、京都の脳科学コーチ 西陣の拝み屋です。
京都で脳科学コーチをしていますが、実はキャリア足掛け19年目になる拝み屋でもあります。
「拝み屋」とは、所属を持たない祈祷師のこと。
仕事の仕方はさまざまですが、最近はライトノベルの「我が家は祇園の拝み屋さん」がヒットしているので、『拝み屋』という名前自体は知っている人もいるかもしれません。
野良の祈祷師として京都に移住して3年目、左脳系祈祷師として活動しています。
年末に入りました。
コロナ禍で過ごした今年一年はあっという間だった感がありますが、皆さまはいかがですか?
さて、脳には「慣れる」という性質があります。
脳科学的には恒常性、ホメオタシスと言われています。
この性質には善し悪しを判別する機能はありません。
長くそうしていたもの=日常化したものに慣らすのです。
こうして日常習慣は作られ、その訳は脳が決断の際に使うエネルギーを極力温存するため、というお話をしました。
脳は決めたくない、なぜなら疲れるから、ただそれだけです。
運動している方が元気なのは、要は脳が元気だから。
基礎代謝という数値がありますが、あれは「生きているだけで消費するエネルギー」を示しています。
であれば、そのエネルギーより食べなければ脳にエネルギーが回りません。
つまり、脳のことをやり始めると身体のことにいくわけです。
このお話は、また後日。
で、慣れる。
善し悪しの判断がなく、現実と空想の区別もつかない脳。
これは、躾のできていないペットちゃんよりある意味タチが悪いです。
つまり、脳を躾ておかなければ、人生がめちゃくちゃになるのは当たり前。
躾のできてない子犬を仕事部屋で放したら、どうなるか考えてみてください。
管理していない脳とは、つまりその状態なのです。
脳の躾とは、どうするか。
自分が行きたい世界の情報を浴びさせる、これに尽きます。
身体の動きに始まり、着る物、見る物、付き合う仲間、口にする物。
こだわりの強さは躾の厳しさ、なにより大切なのは自身の振る舞いに関係すること。
身体の動きと、口にする言葉、ここが改善しない限り、脳(子犬)はいつまでも躾られないままです。
言葉に対する条件反射の変更を、脳に求める作業だからです。
「大丈夫、慣れているから」
この言葉には、陰陽があると理解しておきましょう。
もっとも、この言葉を聞くのは圧倒的に陰の方が多い気もします。
貴方は、夢を叶えたいですか?
であれば、脳の躾はされていますか?
一度「脳のマナーチェック」してみてくださいね。