五臓六腑の聲を聴く霊媒師

五臓六腑も、話すんです。

お目通し下さり光栄です、京の拝み屋

西陣の拝み屋です。

本日2/25はオンラインにてご予約承ります。

対面希望の方は、お電話にてご予約ください。

 

ルーチンが崩れると、すべてダメに

なりますね。

「いつもしているように」の、いつもが

変わることは、世界が変わることを意味

しているのだと、気がつきました。

それを知るための10年だった気がします。

靈氣療法家として8年目に連れて行かれた

「霊能力」の世界。

霊媒師としての研鑽と経験値と、スピリ

チュアルの闇を見た時間。

後悔がないかといえば、なくはないですが

そのある種の地獄を歩かなければ、いまの

スペックは手にできていないので、きっと

これが摂理なんだと思うのです。

 

いろいろなものの声を聴いてきました。

故人、霊体、動物、植物、石。

というのも、靈氣には能力開発の作用が

あり、靈氣を得ることで潜在的に持つ

その人の能力が高まる場合があるからです。

最もこれは万人には起こらず。

その方の意識が、俗にいう宇宙意思に共鳴

したときにだけ、発現します。

 

神奈川時代、いまはもうない横浜のとある

カフェに常駐していたときのこと。

オーナーさんが、わたしにこう言いました。

 

「朝起きたら、聴こえなくなっていたら

　どうしよう、とか、ないの？」

 

変なこと聞くな、と思いました笑

耳に障害でもない限り、朝起きたら

聴こえなくなるなんてこと、考えます？

考えないですよね。

ところが、意図せず失うと「もう戻らな

かったら、どうしよう」という恐怖が

備わります。

わたしは、これを声で嫌ほど知らされました。

二度の失声症、その恐怖を凌駕するには

発声できる自分の維持に日々努めること

以外に方法がないと結論を出しました。

その一方で、靈聴耳に関しては、自らの

意思で聴くことをやめ、自らの意思で再び

聴き始めていますので、怖さはないわけで。

つまり、普通の耳と変わらない、って話な

わけです、わたしの場合。

 

ずっと音楽をしてきました。

バンド経験のある方ならわかるでしょうが、

耳って作るんですよね。

わたしの場合、ドラムというリズムパートを

担当していたので「音に埋もれた音を探す」

訓練をしました。

じゃないと、耳でコピーできないからです。

14歳から18歳までの4年は、音楽がすべて。

この4年で育てた機能に、いま聴くものが

変わり、認知できているだけ、なのです。

昔とった杵柄、若いころの経験は侮れない。

 

18年前に療法家になり、身体の声を聴くと

いう経験が始まりました。

身体の声はやがて心の声となり、魂を介し

守護の声となり、霊体の声に広がり。

生霊死霊へと広がり出し、前世へ。

そして。

その人が背負うものを、霊能者を雇いわたしに

載せ替える人間に出会い（しかも生徒として）。

消されかけ。

耳を閉じるわけです、恐怖から。

一度目は10年前の2月、富士の樹海で。

二度目は同じ年の4月、湘南のある

マンションで。

二度も怖い目に遭えば、まあまあ骨の髄まで

恐怖が浸透しますから、脱却できない。

さらに怖いのは、このときの加害者側

（わたしから見て）が、いまもまだ普通に

日常生活を送っていること。

 

ひとりは、専業主婦として。

ひとりは、教育者として。

雇われた霊能者は、社会団体の長として。

 

そして、なにより怖いのは、彼女たちを

法で裁くことができない、という事実。

昨年炎上に巻き込まれ、殺害予告が出された

とき、一番に思ったことは

「仮に裁けないとしても、なかったことには

　絶対してやらない」という強い決意でした。

 

このとき、わたしはまだ気づいていなかった

んです。

靈氣から遠かったのは、震災のせいだと思って

きた。

でも、そうじゃない。

なぜならあの日、わたしを被災現場に連れて

行ったのが、この霊能者だったから。

ここを起点に人が死んだり壊れたりしたらしい

話を風の噂で聴いたのが地の時代の終わり。

思ったんですよね、心の奥の方で。

 

 

こいつら、地獄に堕ちる以外。

もはや、償えないんじゃない？

 

と。

 

500年ぶりに復刻した篁能は、金札をモチーフに

描かれていました。

それを観たときから、いわれていた気が

するのです。

「五臓六腑に隠した声を聴いて動く。

　お前はそのやり方を誤っただけだ」と。

30分施療しただけで、こちらが半日下痢が

止まらなくなる。

そんな人間が、この霊能者でした。

それを「あたしの毒素が行ったからよ、

おかわいそうに」と、高笑いして見せた人。

そんな風にされる自分が許せなくて、耐久性を

あげることに躍起になった末に、いまの自分が

あります。

技術とは、そんな簡単に身につくものじゃない。

 

なんだよ、お前逃げるのか。

この10年、そう言われてきた気がして

仕方ないから。

その五臓六腑に聴いてみる、この人間が

一体どんな人間なのかを。

「コロナで触れないでしょ？」と、含み

笑いをされても平気。

触らなくても、ちゃんと聲は聴けるから。

 

10年。

ようやく準備ができたのかも。

五臓六腑の聲を聴く霊媒師、次の10年で

このスキルを磨き上げようと思っています。