やりたいことと、やれること
2021/05/04
やりたいことは、わかっていましょう。
お目通し下さり光栄です、京の拝み屋
西陣の拝み屋です。
本日5/4は、オンラインのみご予約承ります、
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明日5/5は、15時〜17時対面予約受付中です。
連休も残すところあと2日、始まればヒュン
ヒュン早く過ぎる毎日に実務が追いついて
いかないほどの日常です。
時間のねじれもあったみたいですね、
龍神靈氣読本は本日更新したいです。
昨日は、仕事帰りに不思議なことがあり。
二条駅近くからバスに乗りました。
休日ダイヤで、バスは遅延してだんご状態で
来ました。
ちゃんと確認して乗ったはずだったのに
やがて通らないはずのバス停の前を通過笑
窓の外に引接寺(千本ゑんま堂)が見えた
ので、慌てて降りました。
ほんまに狐につままれたようやった。
気になって、引接寺(千本ゑんま堂)に
立ち寄ることに。
時刻は17時過ぎ、当たり前ですが本堂は
閉まっていて。
手を合わせて通り過ぎようとしたとき、
紅白の横断幕が見えたんです。
なんやろ?と、近づいてみたら舞台が
ちらりと見えました。
引接寺(千本ゑんま堂)には「えんま堂
狂言」という伝統芸能があります。
上洛した翌年、2019年に一度だけ生で
見たことがありました。
上洛した年、今の家に暮らし出したのは
6月、狂言は毎年5月頭に開催になるので
一年先送る形になってしまったんですよね。
雨の中、本堂で「土蜘蛛」という演目を
拝見しました。
昨日は、中に入れない雰囲気だったため
いつやるか見て帰ろうと掲示板をみたら。
「コロナ禍によりユーチューブで生配信
します」
と張り出してありました。
(ユーチューブ、が、カタカナで、なかなか
衝撃だった)
調べたら昨日の配信開始は見た10分後、そして
戻りのバスは、すぐにくる笑
車内でイヤホンつけてYouTubeの配信を
観ながら帰宅しました。
帰ってから最後まで観ていましたが、
ラストの演目は能の「紅葉狩り」。
平家と鬼女のお話で、なんだか凄く
タイムリー。
いま抱えている案件のヒントを貰えた
気がしたのです。
閻魔ちゃんは見ている、そう思いました。
同時に、これがわたしのやらなきゃならない
ことなんだろうなあ、と。
やりたいこと、やれること、やるべきこと。
この世は、このバランスでできています。
バランスの取り方は、やりたいことのために
やれることをやり、なおかつやるべきことを
怠らないことなわけですが。
ある瞬間からやりたいことがわからなくなる
人が出てきます。
そうすると、どうなると思いますか?
やれることと、やりたいことをイコールに
していくんですよね。
でもそれは、やりたいことじゃない。
こうしてバランスを崩し、迷路に自ら迷い
混んでいくのです。
以前通っていた生徒さんで、とても熱心に
通ってもくださる方がいました。
徐々にやりたいことができるようになった、
とも聞いていました。
でもそれはきっと、やれることをやりたい
ことと勘違いしていただけだったのです。
この方がしたかったのは「お金を稼ぐ」こと。
理由を突き詰めたら「稼げば好きに使える。
お金を使えば人の役に立てる」という発想
からくるものでした。
(この方の「人の役に立つ」は、人が
喜んでくれることだそうですが)
この場合、「お金を稼ぐ」は手段なので、
やりたいことじゃありません。
やりたいことは「人の役に立つ」だけで
それなら別にお金を使う必要もありません。
人が喜ぶことを探して、してあげればいい。
そんなシンプルな話だからです。
やがてお金を稼いで使うことが正義となった
のか、この方にわたしの聲は届かなくなりました。
「わたしのすることを否定しないで!」と言われ、
のちに「えみちゃんが笑わなくなったから、
もう行かない」と来所しなくなりました。
さて、問題です。
ここでいう「やりたいこと(人の役に立つ)」の
正解はなんだったでしょう。
①聞いてないけど形だけ通い続けて、お金を
使い続ける。
②自分の希望を押し通し、先生に常に生徒には
笑顔で接するもの、と、悟らせる。
③先生の様子をちゃんとみて、なぜ笑わなく
なったかをきちんと考える。
正解は③。
これが、人の役に立つというやりたいことの
ために、生徒さんがすべきことでした。
指導者の喜びとは、生徒の成長だからです。
「笑って欲しかったのに、笑ってくれない。
だからもう行かない」と言われたとき、
わたしは指導者でもなんでもなかったんだな、
と思いました。
なんだったのかな、少なくとも友達じゃ
ないけれど。
立ち位置の把握って大切ですね、以来自分の
戒めにするようになりました。
やりたいことも、立ち位置もわからなくなれば
そりゃ、正解は見えなくなりますから。
えみこのやりたいことは、安心の提供です。
でも、このコロナ禍でそれは少し変わりだし。
夢を見られる人を増やしたいと思っています。
夢は夢だから、どれだけ壮大でもいいと思う
のです。
壮大であればあるほど、道のりが難所になる
だけで、やるのは本人なわけだから自由だし。
それよりむしろ、この時代に壮大な夢を見る
スキルがあることは、羨ましいじゃないですか。
京都に住んで、京都で暮らす。
それは、わたしには見果てぬ夢でした。
ましてやこの街でフリーランスになるなど
夢のまた夢。
でもいま、それは日常で、毎日はある意味
奇跡です。
でもその始まりは天の声であり、夢をみたから。
そんな人が世に増えたら、世界はきっと
平和になる。
だから、それをやってみたいのです。
安心しなきゃ、夢は見れない。
だからまず、安心させたい。
きっと、そんなことなんだろうな。
信じられないもので、安心はできない。
だから、わたしを信じてくれない人に
わたしができることは何もない。
新たなやりたいこと(夢)を手にした
からこそ、いまはそれがよくわかります。
あなたのやりたいことは、なんですか?
うっかりやれることだけ、していませんか?
ほんまに、お気をつけ。