天が壁を与える理由

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コロナ罹患後体力の低下を考えて、もう

しばらく神奈川営業はお休みを頂きます。

連休、お時間の許す方は旅行がてら

京都に遊びにお越しくださいませ。

 

昨日は昼からケアラー活動でした。

人生初の精神科受診立会、その医師の

名前が2019年のキーパーソンと同じ

名前で吹きました笑。

え？もう水星逆行来てんの？的な。

いやいやいやいや、気が抜けません笑。

幸い母の認知症は程度が良く、結果として

この4年の空白を埋めるのに必要な時間だと

思うようになりました。

スムーズに行った診察のおかげで一番

乗せたかった新幹線の便に両親を乗せる

ため、新大阪駅の改札まで見送ったの

ですが。

なぜか昨日は母の後ろ姿がいつまでも

脳裏に焼きついて離れませんでした。

それは、母ではなくまるで幼稚園児を

一人旅させる感覚だったのです。

（実際は父とふたり）

ああ、親が死んだ後もわたしはきっと

この後ろ姿をいつまでも思い出すな。

そう思いました。

 

来月のオペに向け、その後の医療移管と

遠隔地介護に向けて、ひとつひとついま

できることを積み上げていく以外に道が

ないわけですが。

両親が揃って口にした「よかった」は、

なんだか「年寄りの安心も提供してやって

くれ」と言われているようで、いろいろな

ことを考えました。

人間万事塞翁が馬、いつどうなるかなんて

誰にもわからないものです。

 

毎朝夫が出勤前にKBSのラジオを聞くの

ですが。

その中でリスナーの方が親が脳腫瘍で

手術する投稿があり。

20年前に他界した親友のメッセージだと

思い、それを聴いてしました。

パーソナリティの方が「神様が与えた

壁やと思います。神様は越えられない

壁は与えない」と読んだ後、こう続け

られました。

 

「その先の言葉をお伝えします」

 

この先の言葉？

そんなん初めて聴いたで、そんなん

ありますのん？

 

「神様は壁を与えるとき、それを

　越えられる人に与えます。

　越えたあと、その壁は貴方を守る

　砦となります」

 

朝から泣きそうになりました。

（我が親友よ、ありがとう）

 

壁が与えられる本当の理由、それは

貴方が砦を作るため。

なら。

壁を越えたら越えただけ、頑強な

要塞が完成しますね。

マヨイガ（迷い家）の主となり、

安心を提供できる人になる人生を

選んだわけですが。

当然誰に安心を提供するのか、誰を

迷い家に入れるのかも選ぶ権利は

わたしにあるわけで。

うん、介護する側の安心のために

介護されている側の不安も理解すべきで。

精神科の先生の対応、プロとしてめっちゃ

勉強になりました。

いやー、生きた実地研修だった。

中でも忘れられない、母に言ったこの一言。

 

「この病院ね、案外みんな手術待ちして

　はるんですよ。

　だから入院してから病室変更は、中々

　難しいかもしれません、ごめんなさいね」

 

きっと、偉い先生なんやと思います。

（実は、内科担当もめっちゃ偉い

　先生らしい）

ダンジョンみたいに馬鹿でかい病院で

しかも専門病院で、よく考えたらすんなり

手術できることになった背景には医療移管

の申し出と両親が高齢であることが少なからず

関与していたのではないかと思ったり。

そう考えたら、なんか一気に全部ありがたく

なったのと、その凄さをみじんも出さない

そのドクターの姿勢に「実るほど首を垂れる

稲穂かな」を思い出しました。

いやなんか、むっちゃカッコよかった、プロ

として。

あんなスタンスで居られるひとに、わたしは

なりたひ。

 

卒なく、なんなく、エキスパート。

いやもうそれ、超理想なんじゃない？

えみこもまだまだやけど、この山には

いつか必ず登りたい。

新たな目標に向け、頑張ります！

乗り越えた壁が砦になるなら、いっそ

要塞みたいな迷い家を作りたい。

訪れたひとたちが口々に「よかった」

と、笑ってくれるような。

 

まだゼロベースだけど。

地道にコツコツ、頑張ります。

 

 

 

※5月は介護の関係でご予約のお振替を

　お願いする場合がございます。

　大変申し訳ございません、その際は

　何卒ご理解の程よろしくお願い

　いたします。

 

 

 

 

 

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