推し学
2022/10/30
みんな輝け。
お目通し下さり光栄です、安心を提供する
西陣の拝み屋です。
本日10/30（日）は定休日を頂きます。
明日からは神奈川営業、10/31（月）のみお席
若干ございます、ご希望の方はこちらから。
週間スケジュールは2週間ずつ公開中。
↓↓ 10/30（日)の更新記事はこちら ↓↓
昨日は京都サンガ今季ホームゲーム最終戦でした。
今季から通い出したホームスタジアム、最初は家人の
付き合いで始まったスタジアム通いでしたが、コロナ
共生の形にエンタメがシフトしていってから、通う
ことに別の意味を見いだすようになりました。
それがいわゆる「推し活」です。
家人がサンガサポーターのため、毎回サポーターエリア
にて観ているわけですが、ゴール裏にいる応援団の
皆様の動向って、ものすごく勉強になります。
そして、なにより応援されている選手の皆様のスタンス。
曺 貴裁（チョウ キジェ）監督のスタンス含め、本当に
いろいろなことを教えて貰えた今季のホームゲームでした。
何より一番思ったのが、声出し応援に許可が出た辺りから、
格段にスタンドが賑やかになったのです。
踊るように声援を送り応援歌を送り続けるゴール裏にいる
サポーターの皆様。
それを観るにつけ、無観客試合を乗り切ってきたあのころの
選手たちの想いは如何ほどのものだったろう、そう思う
ようになりました。
サッカーとのご縁って別に今年が初めてな訳じゃなく
実は昨年もサッカー応援自体はしていたのです。
でも、コロナでどうなるか判らない状態だったため
市内でスポーツバーなどで観戦するに留まっていました。
「今日は無観客なんだって」
そんな声を聞いても「まぁ、しゃあなしやな」と
思うだけ。
いまになって、あの頃の自分に言ってやりたいと思います。
「容易いと思うなら、現場見に来いよ」
観るとやるとは大違い、それがどれだけ偉業だったか
改めて現場の空気感を知ると、思い知ります。
別に「推し」という感覚が判らないわけじゃありません。
京都に来て、何度か推しができて、それこそ劇場に
足繁く通ったこともありました。
でも、冷めていくのも早いのがえみこ。
飽きずに推し活を続けられるのは神様くらいだな（苦笑）、
自笑気味にそう思ったことがありました。
でも、推しと推される側の関係について、何より
循環があるんだ、と思ったのが今季のスタジアム。
推す側も推される側も、どこか信頼があって、はじめて
成り立つ世界がある。
そしてそれは、ガイドと人の関係にも似ていると思えて、
その学びを1年間スタジアムに毎月しにいっていた
気がするのです。
「お前は推されるような職業人か？」
そう、自分のガイドに問われた気がしました。
我が厳しき指導霊さま、その問いにいまは自信を
持って「はい」とは答えられない。
いろいろな意味で弱い部分がたくさんあるから。
それでも、いつかついてきてくれる人に言って
貰えるようになりたい。
「信じてついてきて良かった」と。
「みんな輝け」
スタジアムで何度この言葉を観たかな。
そのたびに胸の奥が疼くような感覚に襲われた。
推しが輝くことを願い、推されることで支えてくれる
人たちを輝かせる、それが正しき推し活だと思う。
「サポーターはファンじゃない。だからチームに
進言もすれば経営陣に物も申す」
そう聴いたとき、推しとは何であるかを悟った
気がしました。
同時に推し方を間違える人にだけはなりたくないと
思った。
もしかしたら、推しということそのものがある種
愛について学ぶと言うことかもしれない。
「オキニ」と呼ばれる存在と「推し」と呼ばれる
人たちは、また違うような気がする。
そういう剃刀の歯一枚みたいなレベルの愛の違いを
感じられるようになったことは、とても意味がある
ことだったと思っています。
物事は、基本対極を知る必要があるんだな。
そんなことを実感を持って理解できた2022。
来年以降これをどう伝えていくか、しっかり
考えたいと思っています。
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