だが、情熱はあるのか？
2023/04/24
熱量はごまかしが効きません。
本日もお目通し下さり誠に有り難うございます。
えみちゃん先生こと京都のロックな霊媒師えみこです。
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○4/24（月）の更新記事はこちら○
もうすぐGWですね、GWというと思い出すのがえみこが
京都に上洛した日のこと。最初は仮住まいで20日京都
10日神奈川というルーティンを繰り返す予定でした。
デビューが2018年のGW、丁度いまくらいからパッキングを
始めて意気揚々と、それでも不安を抱えながら上洛した
ことを思い出します。夢と情熱しかなかったあのころ、
いま精華町2拠点計画をスタートさせて、ちょっと遠い目で
あのころのことを思い出すのです。
日曜の夜のドラマで「だが、情熱はある」というのがありまして。
南海キャンディーズの山ちゃんと、オードリーの若林さんの
二人が組んでいた「足りない二人」というユニットの物語。
いや、初回をみて、ちょっと痛くてそれ以降見てないけれど苦笑。
でも、きっとえみこのここまでの20年も、この先の20年も
いつか、同じように人から「痛ぇなぁ」と言われる日がやって
くるんだろうなぁ、とか思うわけです。同時に、ここから先の
自分にこれだけの熱量が出せるのかって、そういう意味でも
痛いんだな、これが。
○熱がないやつには、何も手に入らない○
何かを形に仕様と思ったら、絶対熱量が必要になります。
「鉄は熱いうちに打て」とかいいますけど、そもそも熱が
ない場所に生き物は集まりません。生物は熱によっていく
性質があるから。そして、その熱量によって離れたり、
留まったりするから。つまり「適温」を保てない人のところに
人は残らない。山ちゃんは一時期炎上芸人と言われていましたが
あれって熱量が多すぎて焼いちゃうんですよね。そう、熱って
度を超したら発火します。おい焼いてどうすんだ。
えみこもかつて炎上に巻き込まれましたが、あれは完全なもらい火。
ただ、燃料自体がないわけじゃ無いので、うっかり応戦して当時
随分叱られた記憶があります。以降沸点の低い温度を保つ訓練を
した時期もある。
情熱って、黙っていても湧いてくるものじゃないです。明確な
目的とかビジョンとか、なにより「好き」という感情がないと
継続できない。そして、好きという感情だけあっても情熱が
なくなってしまったら、走れない。結局はガソリンみたいな
ものなんですよね。
「えー、それやったらお金以外好きなものない～」
そんなことをいう人がいますけど。これって勘違いでこの子
たちが持っているのは情熱ではなく恐怖心。お金を失う恐れが
「稼がないとか無理」という原動力になり、それが情熱のように
見えるだけのことなのです。うん、勘違い、怖いね（森本レオ風味）。
情熱なんて基本ポジティブなものにしか注げないもの。
そう、情熱は注ぐもの、燃やせないわけじゃないけど、方向性よ、
ってなるやつなのです。
○化かすことに対する執着心が情熱に転化しないと起きない奇跡○
京都に来て5年の間に出会った生徒さんは、関東時代の半分も
いません。いかに京都でニーズがないかの表れって話ですが笑。
その中に「あの子の育成をしたら、あなた死ぬわよ」と関東の
同業者に言われた子が居ます。現在その子は立派に育ち上がり、
この春から大学に進学し、心理学を学んでいます。五年前、悩みに
悩んでそれでも手を離さなかった自分を褒めたいし、そんな自分に
ついてきてくれた彼女には感謝しかないです。同じように、もう
ほんまにあかんかもしれんな、という思いを持った子がその後
奇跡のような変化率を見せることがあって。
憧れのアヴちゃん先生流にいうなら「化けた」、そうまさに化ける。
そして、この化ける、という奇跡にはそれ相応の熱量が対価として
求められるわけです。それは指導する側も、される側にも同等に。
この先、本気でえみちゃん先生の教室をやっていこうとするなら、
憧れの人同様に生徒さんに課題を出して、化かしていくことを
継続していかなければ。昨日、ふとそんなことを思いました。
ということで、西陣の拝み屋実力テスト始めます。どんな生徒と
出会いたいか。アヴちゃんが00を始めたとき、集まった生徒たちに
いった一言。
「歌や踊りの上手い人は沢山居るから要らない。
わたしが欲しいのはヤバい人」
あの一言、結構衝撃でした。
えみこが出会いたいのはどんな人？それをずっと考えてきて。
当たり前のような結論にたどり着いた。それは
「起こるべき奇跡を起こせる人」
奇跡には二通りあって神のみが起こせる奇跡と、人間が起こせる
奇跡があるのだけれど。この人間が起こせる奇跡こそが「起こるべき
奇跡」、つまり等価交換が形になった先の世界のこと。
20年もやってて、まだそんななんですか？そういった生徒さんも
居たけれど。でも、20年でえみこが観てきた世界は、他の人が
観ている世界とはまるで違うと思っていて。だからこそ、その世界を
余すことなく受け継いで欲しいと思う自分がいるのです。
なぜなら、えみこだってどうせいつかは誰かの前世になるのだもの。
その前に、誰かに少しずつ自分の遺伝子を分けていきたい。
その最たるDNAが「起こるべき奇跡を起こす」というもの。
ま、気取っていうならえみこイズム、ってとこですかね。
えみこイズムを受け継ぎたいと思う人が、そうそう居るとは思えない。
でもだからこそ、おこがましくもアヴちゃん先生の気持ちが判る気がする。
受け止めてついてきてくれる人たちのことがどれほど愛おしく可愛いか。
伝えられるかは判らない、届いているのかも判らない。ただ、伝えたい
届けたい情熱はある。いつか、えみこが居なくなってしまう前に。
この週末、「ちひろさん」を観に行きました。あぁ、えみこだな、と思った。
えみこは、ある日突然いなくなるかもしれない。2018年のあの日、えみこが
湘南から消えた日のように。ま、まだまだ往来しているあたり、ちひろさん
程の潔さはないってことっすかね笑。
いつ居なくなるか判らない存在、それがえみこという存在。
いま、しっかり受け継いでおかないと、この先は判りませんよ。
なんつって。
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