等価交換が成り立たないと身につかない

バタバタの中で6月が終わりますね、7月から営業スタイルを緩やかに変えていこうと思っていてHPの改修やスケジュールの変更を行っていますが、まぁまぁ結構煩雑です笑。笑い事ではない……。そんな中でも本日は夏越しの大祓、いつものように東山の霊山の上にある神社さんで自祓いを行ってくる予定です。支度したいのに作業が終わらないって言うね（しくしく）。お時間がなくなってきているので、ざっくりと本日の更新をばしたいと思います。

等価交換。西陣の拝み屋で学んでいる方は、もの凄く良くこの言葉を聴くと思うのです。等価交換、何かを得るためには対価が必要。無から有は生まれない、それはそれは口酸っぱくして言ってきたことですが。今年に入って、正確には昨年の秋くらいからそれが届かない状態が起こっていることを体調を崩して知らされた今年の上半期。まだ体調的なメンテナンスは継続しているわけですが、そこで見つけたお話を本日は少ししてみたいと思います。

○身につく、って、どういうことだと思う？○

「身につく」。手習いをすると必ず聴くこの言葉、身につくとは、一体どういうことだと思いますか？等価交換の原理で言う身につくとは「自分が出したことによって空いた隙間にモノを入れていくこと」となります。つまり出した分だけしか入らない、ということ。そもそもがですが、入れようとしていない人には何も入らないのは当たり前のこと。えみこがかつて聴いた中で最も驚いたのは「腑に落ちないからできない」といわれたこと。習いに来ている人からそんなことを言われたことがなかったので、まぁ驚きました。似たようなことは何度かあったんです、話を聴かない、受け入れない。でも後日、人によっては数年経って別のルートから同じことを言われて「先生が言ったとおりでした」と言ってくるパターン。数年経ってわたしがいったことが証明された形なのでしょうが、それ、ここで見ていると単なる回り道でしかないんですよね。そして、いつも思う、そうまでして信頼できない人になぜに教えを乞うのだろうか、と。

最も、聴いているフリで聴いていないより遙かにいいとは思う。ニコニコ聴いている振りをしていて、結局聴いてないのだとしたら起こる現象って同じだし、ニコニコしていた分だけあくどいことになってしまう。信じてないなら信じていないような顔をしていたらいいと思う（最もそれって、マナー的にはもの凄く失礼なお話なのだけれど）。なによりも、このどちらもが何も身につかないことに時間とお金を使っている、というお話。それが本当によろしくないって思うんですよね。そしてそういう人に限って「自分がどんどん席を取ってしまったら」とか言い出す。学びたいのかそうじゃないのか、どっちなんだろうと思うんです。

学びたければ学べばいいし、やりたくなければやらなければいい。誰にどう教えていくのかの采配ってえみこが持っているべきだと思っていて、それを相手が決めてくることに対する違和感。なにより、そんな状態でいるからこそ、多分何も身につかない。対価として受講費を払っているから払った分だけは身につけて欲しい、と思うのだけれど、その姿勢がきちんとしていないと「講師から時間を奪いました」と認定されるため、相殺が掛かってしまいどうやら身についても行かないらしい。そして、そこで相殺が掛からなくなった分は講師の側が身銭を切らされることになる。その証拠にこれに気づいてスタンスを変えたら、あれだけどの薬も効かなかった体調が靈氣であっという間に改善してきている。もう、拍子抜けしました、なんだそれ、としか言えなかった。

先日歯科医に行ったのですが、そこでこう言われました。

「ずっと人工物がない歯で、頑張らせたかったけれど歯茎の下の骨が痩せてトンネルのように入れた薬が抜けて行ってしまっている。ちょっともう人工物入れる治療考えようか」

その「トンネル化している」という言葉を聴いて、入れても入れてもざるのように抜けて行ってしまっていた時間と学びのことを言われているようで、その結果根幹が痩せ削れてしまっている、といわれたようで、本当に胸が痛くなったのでした。

○出す気も無ければ、入れる気も無い。それじゃ身につくはずもない○

循環法則は何事も出すのが先。そして出した分だけ入ってくるルール、だからこそ、何をどう出して、代わりに何をどう入れるかはとても重要。その際に無意識に相手から奪っていないかも気をつけなければならない。単に出して入れただけ、にしておかないと、過払い過不足が発生する。それらは相殺の動きを取り始め、やがて身銭を切る形で回収が始まってしまう。正しく出して正しく入れる、それらを正確に判っていないと何も身につきはしない。目の前の循環は、あなたが手にしたモノは本当にあなたが認識しているモノだけですか？他になにか付帯されているモノはありませんか？これってもう創造力の領域なんですよね。

特に学びの場合、お金以前に出す必要があるもの。それが「やる気」であり、「学ぶ意欲」。誰のための学びなのか、そこをハッキリ明確にしておかないと「ほら、払いましたよ」では済まされない。受験産業にいたとき「費用対効果」という言葉を使う保護者がいて、本当に驚いた。費用対効果って何？どこでお宅のお子さんの努力値を数値化できるんですか？思わずそんな言葉が喉まで出かかったことが何度もある。そんな姿勢だから、何も身につかないし、なんなら出し切らないから何も入らない。でもそれを説明しても判らないだろうから、もう言わない。見えない部分で講師陣がどれだけ頑張っているのかなんて、どうせ見えていないでしょ。ほんと、罰当たりだよ、あんたたち。内心そう思って過ごした二年間の就業期間。

学校と違って、本人の主体性に見合った分しか、多分身につけることはできない。その上で、どこに時間的経済的コストをかけていくのか。それを推し量れるかどうかが、令和の学びの基本になるような、そんな気がします。来れば教える、それが使命だから。ですが、身につけるかどうかまで責任は持てない。それは個人の範疇だから。そして、最近こうも思い始めたのです。

「教えたものがどう使われるのか、そこにまで責任を持つことが身につく指導ができる、ということかもしれない」

ご提案するカリキュラムは、その人に必要なものを必要なタイミングでお薦めしているつもり。だからこそ、考えもしなかったものを提案される方もいるかもしれない。でも、信じて学びを得に来たのならば、とりあえず1回黙って学んで欲しい。ま、それが成り立つためにはもっと自分の人徳を高めていかないと無理なんだろうなぁ。

功徳は靈氣の専売特許、頑張りまーす。

本日の課題：

・あなたは、何かを学ぶとき「身につけたい」と思っていますか？

・身についたかの確認は、一体何で取っていますか？

靈氣サロン開業20年目に向けて対面、遠隔セッションを再開致します｜【京都　西陣の拝み屋】京都のロックな霊媒師　惠御子西陣の拝み屋は2024年靈氣サロンとして開業20年目を迎えます。 2004年湘南で靈氣サロンをオープンしてから辻堂、鎌倉、北鎌倉、東京駒場と関東で数拠点にてセッションを提供してきました。またイベントや出張での開催は東京、埼玉、新潟、福島、宮城、大阪と全国で展開。癒しフェアには2014～16まで三年連続で出演、その他雑誌「InRed」のイベントなど…