見方を変えたら、過去が閉じる。
2020/05/31
そして、未来が開きます。
お目通し下さり光栄です、脳の密室破ります
西陣の拝み屋 みなくちえみこです。
本日5/31は、定休日をいただきます。
明日6/1は、オンラインにてご予約受付中、
お問い合わせは、こちらから。
久々の定休日、今日はともに働いてきた
戦友の命日です。
一周忌を迎えたこの日、彼女からメッセージが
来ていることに気づいたのは昨日の朝。
さっそく手配をし、本日は彼女と1日を
過ごします。
わたしたち故人の通訳 通詞人は、生業に
すると、好きなときに会いたい人には
会えません。
向こうが訪ねてくるのを待つしかない存在に
なるのです。
だからこそ、訪問を見落としてはならない。
大正時代、わたしたちのようなものは「異能」
と呼ばれました。
遥か昔から日本では異能の存在を認め、共存し
生き抜いてきた。
異能使いもまた、その力が世に役立つよう管理し
ひっそりと暮らしてきました。
そう、ひっそり、と。
霊媒師として丸2年京の都で暮らしましたが、
その意味がよくわかる2年でした。
だから、わたしは霊媒師を辞めた。
異能使いであるが故に脳を研究し、人を
研究し。
なにより自らを解剖するように生きてきた。
やがてこの街では、霊媒だとかの肩書きは
どうでもよく思えて。
この街で生きる限り、その価値はきちんと
わかって貰えるのかもしれない、そう思ったから。
亡き戦友は京女でした。
よく言っていました。
西は、価値にお金を払う。
物にお金は払わない。
東は、そうやないから、つらい。
えみさんも、西に行けばきっと
最初は大変でも、きちんとわかって
貰えるはず。
まだまだ、人数は少ないけれど
きちんとわかってくださる人に出会えた。
そんな気がしているから、だから。
いまは、この街を留守にしたくはないのです。
朝起きたら、雨でした。
今日は、彼女が神様になる日。
神様にしてもらうためのお祭りをします。
わたしの神様に、彼女がなる。
そんな方法をこの街で見つけられたことが
本当に幸せであり、ありがたかった。
三年前は、神様に呼ばれたから来ました、と
本当のことを話していたけど。
もうこれからは、聞かれても言わないかも笑
大切な場所だから、住みたかったんです。
そう答えるかな、ずっと。
今朝オーディオプレーヤーから流れたのは
この曲。
わたしが平成小野篁を名乗った理由は彼女の
命の終わりに干渉権を得るためでした。
その対価は、わたしが死ぬまで冥土の士官
小野篁公の下で働いていくこと。
昨日の朝、ある仕事仲間の件で冥土の仕事をし。
身体を震わせ、嗚咽が漏れるほど泣いたわけですが。
その感動は、他では手に入らないから、だから。
わたしは死ぬまで、そうして生きていくの
やろうと思うし、その度に彼女に会えるのだと
気づかされたのです。
この先もずっと。
わたしは、彼女と働いていく。
この街の、京都秘密基地で、ね。
お帰り、待ってたよ、一年ぶりに
また二人で働けるね。
楽しくなりそうだ、これから。