やっぱり靈氣が好き

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やっぱり靈氣が好き

2021/03/31

頭の中を「あの日に帰りたい」が巡る朝。

お目通し下さり光栄です、京の拝み屋

西陣の拝み屋です。

本日3/31は、ご予約満了、明日4/1は

絶賛ご予約受付中です。

 

本日3/31は、今年最大の吉日らしいですね。

本日は一年謡わせて頂いたお礼に清水寺に

参拝します。

新たな課題曲も、またまた桜の清水寺でして

仕舞「熊野(ゆや)」で白拍子の舞を絶賛

お稽古中なわけですが。

お能から巫女の基礎を学ぶことを始めて3年、

ついに白拍子の舞が巡ってきた感があります。

坂上田村麻呂にご挨拶しながら、気持ちも

新たに頑張りたいと思っています。

 

そんな3月の終わり、遠隔伝授で奥伝の教授が

終わりました。

ご受講下さり、ありがとうございました。

この3月は遠隔での療法のお稽古やご相談も

幾つもあった月でした。

その中で改めて気付かされることが幾つも

ありました。

一番は、なんだかんだ、やっぱり靈氣が

好きと言うこと。

東日本震災前年に巡ってきたとある縁、

それが元でわたしの人生は180°変わって

しまいました。

その結果一時は靈氣教授を離れ、二度と

人に靈氣は呈さないとさえ決意して生きて

いました。

上洛して、とある伝授の際に体調がおかしく

なり、「命が惜しければ、その伝授は断れ」と

先輩に言われたことがあります。

随分悩んで、でも最後にわたしが選んだ

道は「万が一伝授で死ぬなら、それが

神様の意思だろう」という選択でした。

もっとも、誰にでもそんなことができる

わけではありません。

なぜその子にできたのか、それも正直

よくわかりません。

ただ「その手を離せばお前は助かる」と

言われたとき「この手を離したことを

わたしは生涯悔やみそうだからヤダ」と

身体が言ったのです。

その直感に、わたしはただ、従っただけ。

 

東日本震災前年は、真逆でした。

手を繋ぎたくない人に命令で伝授を強い

られた。

それは、わたしが組織の人間だったから。

無理やり伝授させたその人はわたしから

全てを奪い。

伝授を受けた生徒は「あの能なし師範から

免許を剥奪しろ」といい、わたしは査問

されました笑

組織では、わたしは能なし師範だったん

でしょうね、その後「独立」。

代わりにその生徒はいまでもその組織の

公認講師に収まっています。

人を救うはずの靈氣で、なぜそんなことが

まかり通るのか。

当時は随分悩みましたが、答えはきっと

「病を処方する手」について、わたしが

探究するきっかけのためじゃないかと

思っています。

 

靈氣療法家も、一人間です。

信じて必死についてくる人はやっぱり

可愛い、そんなことは当たり前。

昔どれだけ叱られても師範の側にいて

支えたいと思っていた時代があったことを

思い出します。

わたしは20年前からこうだったわけじゃ

なく、母親である師の元を飛び出し、

それにより祖父に当たる大師範と母で

ある師範のみの話し合いにより処遇が

決まり、貰われっ子となった過去が

あります。

貰われた先の兄弟姉妹からのあたりは

キツく、祖母に当たる講師のことは

「母(師範)を苦しめた人」として

いつまでも好きになれませんでした。

一緒に引き取られた妹弟子は祖母(講師)と

上手くやれていたので、いまでも公認講師と

して組織にいます。

でもやがて、この流れも語る人がいなくなり

「最初から家の人」になっていくんでしょうね。

 

この20年、家系浄化を専門に研究実践して

来ました。

その答えを取りに行くためにこの組織の

お家騒動に飛び込んだような気がします。

飛んで火に入るなんとやら、焼け出された

わたしは靈氣を含むすべてを失いましたが。

10年が過ぎて、思い知るわけです。

なにをどうしたって、もう靈氣はなくなら

ないのだ、ということを。

今世で得たすべてのものは、死ぬとき地上に

返還します。

しかし、靈氣だけは持っていける。

なぜなら、靈氣は魂の経験が伴っているから。

その豊かな人生の記憶は、死ぬことに対し、

恐怖を和らげていくのです。

 

靈氣のない人生になっていたら、それは

どれだけつまらないものだったのだろう。

知りたいことは、いつも靈氣が教えてくれた。

その答えがユーミンの歌で知らされた朝。

明日から4月、神奈川で半世紀探し求めた

答えは、京都で見つけられました。

次に知りたいのは、この答えをいつまでも

正解にしておく方法。

「シンデレラ」の先の世界を体験する時間が

始まるのです、きっと。

すべては、いつも靈氣が与えてくれた。

だから、やっぱりわたしは靈氣が好き。

新たなわたしに、新たな靈氣。

もう一度、前とは違うルートから、この

山を登ってみようと思うのです。

 

楽しみだ。

 

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