知るべきは、いつか必ず知らされてしまう

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知るべきは、いつか必ず知らされてしまう

2023/06/11

例えば「どうしてえみこが奈良に行くのか」とか、ね。

本日もお目通し下さり誠に有り難うございます。えみちゃん先生こと京(みやこ)のロックな霊媒師えみこです。本日6/11(日)定休日、明日6/12(月)はオンラインにてご予約承ります。対面希望の方は本日中にお問い合わせ下さい

 

【6/16(金)20時半~60分 閻魔帳ラジオ配信】

6/16(金)20時半~21時半zoomにて音声にて配信。

リアルタイム配信+アーカイブ(配信後2週間視聴可能)noteにて販売開始しました。

 

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○6/11(日)の更新記事はこちら○

昨日は研修のためにDeathcafeことかくりよ(幽世)cafeに参加して参りました。まち歩きのエキスパートと歩く六道の辻笑、我がボス小野篁公のお膝元を旅する2時間、そしてゴールは東山霊明神社。ホストの皆様と、一風変わった参加者(お前が言うなや)方と死生観トランプで神経衰弱をして(結構強かったのよ、あたし)楽しく過ごしました。いやー、死生観トランプ、いいわね。死生観トランプ使った対面ワークショップやろうかしら、とかちょっと思っております。昨日のホストの皆様は神主さん、浄土真宗僧侶さん、そして死生観観光を主に大阪でやってらっしゃる方。「墓所巡り」という世界観は、ちょっと新しい感覚でした(無縁仏のご供養で回ってらっしゃるそうです)。

 

Deathcafeの存在意義は「死生観の共有」という大きな柱があるのですが。昨日は死について三つの認証があることを教えて頂きました。

 

第一認証……自らの死についての死生観

第二認証……自分以外の身近な人の死についての死生観

第三認証……他人の死についての死生観

 

今後日本は15年くらい所謂「多死社会」へと突入していくそうで。少なくとも2050年くらいまでは多死という現実からは逃れられず、それに伴って看取りの問題、火葬場の問題、付随して葬儀や相続問題が発生してくることが予測できている。特に看取りの問題は、昨日は参加者の中に京都で名の知れた大学の先生がお越しになっていて、どうやら地域での看取りを検討する段階に入っているらしい。地域で看取れる人材を育成し、そして看取る。しかもそれが、あと17年くらい続いていくと予測されている。いやーーーーー、これって結構大きな分岐点だと思います。さらにはその後一気に人が死なない(尚且つ人口も増えない)世界が口を開けて待っている。異次元の少子化とかっていわれてますけれど、もうとうに異次元の看取り、始まっちゃってるけどね的な感じ。うん、この「もうとっくに始まっちゃってるけど」の部分は脳内を龍宮城が流れましたよ、まったくさ。

 

一年以上ムーンショット対策やってきたけれど、それだけでは追いつかない段階にこの国は来ている。その危機感と現状把握をしておかないと後で結構大変なことになっていくような、そんな気がしました。

 

○「声聞師」と「清め」と秀吉の弾圧○

昨日は、清水五条から東山霊明神社までをまち歩きしたわけですが。この世とあの世の境目とされるのが、五条大橋の袂あたり。しかし、この橋も諸説在って現在の五条大橋はかつての五条大橋ではなく、正しく境目とされるのは現在の松原橋という呼び名の橋という。古地図を見せて頂きましたが、まぁ間違いないだろうね、というお話になりました。そして、そんなことになった元凶がかの豊臣秀吉。京都で暮らしていると、まぁ秀吉がなにをしたかはよくよく目にすることになります。街の中移転させすぎやねん、お前、ってなる。そしてその河原ではじめて聞いた「声聞師(しょうもじ)」という職業。中世秀吉によって大規模な陰陽師狩りがあったことも、その際生き延びるために愛知へ流れていったことも、見聞きするすべてが初めてでした。もっと驚いたのは、この声聞師のしていたことは長い間通詞としてわたしがしてきたことと同じだったのです。どおりで秀吉嫌いなわけだよ、まったくさ。

 

ケガレや、祓いについても声聞師の話が入ってくるとすべて合点がいきます。そして、驚くことに「ケガレとは、消失させることができない。誰かに移すか、自然と消えるのを待つかしかない存在である」と研究者によって明言されたこと。この衝撃は、やっぱり!と同時に、なかなかの破壊力を持っていました。そもそもかつて京都には「きよめ」という仕事が存在しており、それは八阪では「犬神人(いぬがみひと)」清水では「坂の者」と呼ばれていたとか。不浄を清める者として忌み嫌われ得ていたそうですが、昨日のホストの方によると「きよめを行うものが塩を生成していた。清められるからこそ、浄める物を作れる。神に仕え、清めを行うものだからこそ、ケガレに対処できるといえる」。この概念はなかったので、結構な衝撃が走った研修でございました。「きよめ」も「声聞師」もいわゆる下級陰陽師、そして京都でこれらが居住していたところがいま自分が居を構えているあたり。そう考えると、すべては単なる偶然ではなかったのだ、そう思うのです。

 

なにより驚いたのが、これが知らされた日が家族の誕生日であり、また天の干渉が始まるとされた6/12のイントロダクションにあたる時期だったこと。

「お前は知らないだろうから、教えてあげよう」

そんなことを、篁公に言われた気がしました。

正論をあの時代に吐いてしまったが故に憂き目に遭い島流しに遭った小野篁。しかし、その篁がいなくなった京がつまらないとわずか二年で呼び戻された(諸説あり)異例を考えると、重要なことがなんであるかを見せつけられた思いがします。正論を吐いて、訴えていろいろあったつい最近。でもそれでも篁公は言ってくれたのだろうな。

「いなくなってみたらわかるよ、多分つまらない」

面白さに磨きはかけておこう……うん(おい、そこじゃねーな、多分)

○知る必要があることは、いつか必ず知らされる○

この仕事をしていると良く「なぜ」に出会います。なぜこんなことになっているのか、なぜ上手くいかないのか。自分の前世はなんなのか。なぜなぜ、どうして。そんな疑問を聞きに来るのがうちのお客様たちがと思っています。そしてとても冷たい、夢も希望もないのを承知で答えるなら「それはあなたがそう決めたから」というのが大半の答えだったりする。いまの人生に対する「見えない枠」を作っているのは前世の貴方だし、だから前世を知りたいなら自分の中の何のために知りたいか明確であった方がいい。前世の見方も色々あるけれど、漠然とみて見る前世と、問題解決のためにみる前世では圧倒的に見えるモノが変わってくる。だからこそ、前世の依頼があっても「なぜ知りたいんですか?」と最初に聞き返すことになってしまう。怪訝そうな顔されたりしますけれど、それはそういうことなんですよね。

 

一方で「こんなことなら知りたくなかった」ということでも、伝えなきゃ行けないことがある。本人の身代わりになくなったペットがいて、その事実を伝えたときの飼い主さんの絶望とか。人によっては十分逆恨みとかもされるけれど、それでも伝えるしかない。なぜなら訊かれちゃったから。多分えみこが伝えなくてもいずれ誰かが伝えたと思う。そしてそのとき、もし飼い主が受け入れてくれなかったら。そのペットの想いは永遠に無駄だった、ということになってしまう。だから、厳しかろうがいうのです。恨まれるとしても、伝えなきゃいけないのです。なぜなら、えみこは「声聞師」なのだから。聞えた声は相手の物で、えみこのものじゃありません。だからこそ、届ける以外道がない。そこに命を賭して愛を遺した存在がいる以上、その愛をなかったものにされないことが声聞師の仕事なのだから。

 

反対に、そこに愛がないのならばえみこは何もしないと思う。「これだけ愛があります」と言われても、それが美しくないと思ったら、多分何もしない。そこに愛があるかどうかは、それが美しいかどうかみたらすぐ判る。愛は美しい、美しくないならそれは愛じゃないのです。愛と愛欲は違う、愛欲に寄った物は美しくない。それを天は「不実」と見なす、ただそれだけのことなのです。例えそれがどれほど厳しい真実だとしても愛ならば齎される。そこにある愛を無にしないためだけに、届けられる。それは愛だったんだよ、と、知るべきだからこそ、伝えられてしまうのです。

 

「そこに愛はあるんかい?」

あの問い、結構おっきいと思いますよ。

 

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本日の課題:

・あなたが気にしているできごとには、どんな「愛」がありますか?

 

 

 

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