感情は脳が感じている
2025/02/04
五感が鈍ると、感情の理解もバグる。
本日もお目通し下さり光栄です。神の御手代 西陣の拝み屋えみこです。
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立春過ぎて、新たな流れが始まっています。同時に人が試されても居ると思う。ひとえにライフシフトするための感覚チェックがはじまったのかな、とも思える時間。2/12は対面講座で久々にそんなお話をします。オンライン講座も後日開講予定、ご案内まで今少しお待ちくださいませ。そして、今週のレジリエンス部は自習室(2/6)のテーマが「利他意識」、お話会のテーマ(2/8)が「発信者メンタル」。どちらもドロップイン承ります、ご希望の方はこちらから。本日は、閉講になってしまった高槻校から生まれたこちらのプログラムが令和には必要、と思うできごとがあったのでそちらのお話をすこしだけ。
〇脳と感情のつながり方〇
脳と感情、この2つは一件繋がっていますが、その繋がり方が健全かどうかはまた別の問題です。最新の脳科学では感情もある程度脳で認識するという意見があります。AIの要約だと、脳と感情の繋がりは、以下の通り。
大脳辺縁系
①怒り、不安、恐怖などの本能的な感情を司る部位
②喜怒哀楽などの感情や記憶を司る部分で、「馬の脳」とも呼ばれる
③扁桃体、海馬、帯状回などの脳組織の複合体で、生き残るための判断や働きを担う
前頭葉
①理性を司る部位で、感情を抑え、理性的な判断や思考をつかさどる
②思考、自発性(やる気)、感情、性格、理性などの中心である
③病気や怪我で前頭葉が障害されると、感情や理性などの機能が低下する
脳が司る感情というのは主にネガティブや抑制的なものばかり。一方脳とは報酬を与えないと気がする性質を持っていて、それ故に脳に支配された感情で生きるだけでは脳が餓死する、とえみこは考えています。脳と五感の相関によって感情を感じる、ということが最新の神経科学では判ってきています。五感の使い方、それこそが脳が感情をどう感じるかの決め手、ということかもしれません。
〇五感、バグってない?〇
脳は感情を感じますが、脳単体で感情を感じることは不可能です。脳が五感を介し感じた心の動きを脳が「感情」として認識する。ということは、五感の動きがバグっていたら脳で感じる心の動きもバグってしまう、という結論になる。実はこれ、えみこ自身経験があるのです。えみこは15年前に離婚しました。泥沼離婚と言われる離婚でしたが(ある種の武勇伝でもある)、その離婚の際周囲からは「えみちゃんが頑張ったらまだ夫婦で居られる」と懇々と言われていました。離婚させないように嫁ぎ先も追い込みをかける、実家も丸め込まれて婿側につく。本当に八方塞がりでした。だけど、「絶対に別れなければならない」という決意みたいなだけは強くあった。我が子の未来を守るために、この男とは手を切らなければ。そう心底思っていたのです。
仕事に行っている間に子どもと逃げる泥沼離婚。1年ちょっとの死闘の末、えみこはようやく離縁を勝ち取りました。そして、その半年後、本当に偶然自宅近所の道で元夫に出会ったのです。そのときの第一印象。
怖い。
まぁ、驚いた。足がすくむほど、そこに立っている人が怖かったのだから。自分のその感情の動きに、本当に驚いた。避けては通れぬ一本道での遭遇に思わず持っていた傘で顔を覆うようにして目も合せず、挨拶もせず、足早にその場を立ち去りました。ずっと後になって、このときの自分を分析して出した答え。
得体の知れないもの(信じるに値しないもの)は、怖い。
そう、えみこの恐怖の正体は、脳が理解できないものに対して感じた恐怖。まぁ、離婚当時は本当に最後の信頼さえ木っ端微塵に吹き飛ぶほど、公明正大に「あの人大嫌いです」と言っていた。離婚騒動が始まってから、それこそ何度となく家族を裏切りまくった元旦くん(モトダンと書いてガンタンと読む)。えみこにとって「信じるに値しないもの」はある意味この世の驚異、そら怖いわな、ということでして。それっきり二度と元旦くんを見かけることも無く現在に至りますが、いま見てもやっっぱり怖いと思うのかなぁ。ま、拒絶反応は半端ないだろうな、きっといまでも。
仕事柄離婚の相談をよく受けますが、依頼人さんにこう言っています。
「本当に離婚するときは、相手に対して感情はもう動かないよ。怒ることもなければ悲しむこともない」
そう、愛情が尽き果てたときって、憎むエネルギー(憎む程度の愛)さえも残ってないんですよね。これは相談者の状態を見る1つの大きなバロメーターだと思っています。
風の時代は感情に振り回されないことが大事。それは裏を返せば、脳に振り回されない、とも言えるのかも知れません。
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