土の時代を仕舞う〜平安時代リターン

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土の時代を仕舞う〜平安時代リターン

2020/09/29

与える時代へ、移行できますか?

お目通し下さり光栄です、京都の脳科学コーチ

日本にひとりの臼井靈氣療法家 西陣の拝み屋です。

本日9/29は、ご予約満了となりました。

明日9/30は島原デー、16時〜18時対面/オンライン、20時〜22時オンラインのみ受付中。

ご希望の方は、こちらから。

 

仕舞う。

終わりにすることをいいます。

終いと違うのは、終わらせるだけの終いに対し、仕舞う方は決まりをつけなければなりません。

決まりとは、精算、けじめ、おとしまえ。

9/27、話題の「半沢直樹」が最終回を迎えました。

TVを持たない生活をしているわたしですが、上戸彩さん演じる花の台詞が話題になった話を聴いて最終回だけ見逃し配信で観ました。

まさに、土の時代仕舞いが始まるイントロの番組でした。

本日9/29からわたしたちは、250年続いた土の時代仕舞いを始めなければなりません。

この250年の間、わたしたちは奪い合いながら「有すること」を究めてきました。

究める、限界までそれを至らせること。

そのために手段を選ばず、手に入れ正義さえ作り替えてきた。

「半沢直樹」に描かれたのは、そんな人たちの末路です。

最終回の視聴率は40%を越えたそうですが、そのうちの何人が真意を汲み取れたでしょうか。

 

ドラマやエンタメは、本来人が理解しにくい世界観を具現化してわかりやすくするために存在していると思っています。

脳は単純だから、想像させることを強いていかないとイメージしなくなります。

もう10年以上前からエンタメ界は1980年代の焼き直しやアニメ原作に頼る風潮がありました。

でもそれは裏を返せばそれだけ伝えたい世界観を持つ人が減ってきた危機的状況を意味しているようで、わたしはすごく嫌だったのです。

観たことも聞いたこともない世界を想像するのは大変です。

それは、うちの講座を受けている方は皆さんわかるはず。

考え方のスイッチを脳に作るまでに余裕で2〜3回掛かるからです。

わかったような顔をして、いかにも理解しているように振る舞っていても、ある日突然そのメッキが剥がされるできごとが起こります。

そして、わたしは知らされるのです。

「お前、なんも伝えられていなかったね」とね。

何より残酷なときだけど、それを避けては通れない。

なぜなら思想を世に広める道を選択したのは、わたし自身なのだから。

 

一年半で人生を変える。

そう公言して生きることは、決して容易くないのです。

過去と他人は変えられない、つまりは自分で変わる気のない人には、なにもできないわけだから。

人は変われば自分の手柄、変われなければ、もしくは思わぬ方に変わっていけば誰かのせいにする生き物です。

「えみこさんについて行ったけど、望んだ人生にならなかった」

「えみちゃんが、してくれるんじゃないの?」

「こうなったのは、全部靈氣のせいだから」

そんな言葉を何十回浴びたことか。

つい最近でも、です笑

その度に思う、この人は一生誰かにパラサイトして生きていくんだなあ、と。

生涯人に責任取らせて生きていく哀れな人なんだな、って。

責任をなする相手を見つける嗅覚は、生涯鈍らせることはない。

そうして鍛え抜いた鼻は、人間の鼻じゃなくなる。

妖にならないといいね、なんてことを。

 

もうすぐ来る風の時代。

この時代の間にわたしたちは必ず死にます。

なにせ200年も変わらないわけだから、少なくともわたしは入り口付近で死んでいくでしょう。

臼井靈氣開祖臼井甕男氏は、土の時代の真ん中で亡くなりました。

仕舞い方は「詳細を遺さない」という閉じ方でした。

その真意が最近なんとなく見えてきているのです。

わたしの残り時間はあとせいぜい30〜40年、風の時代の入口付近しか見ることができません。

9月の予防学で10月以降に知っておくべき3つの世界線の話をしました。

知ることができた皆様方は、今日からがその本番です。

自分の選んだ世界線のルールを守り年末まで駆け抜けてください。

決してルールを変えたり曲げたりしないようにお願いします。

 

まもなく風が吹いてきます。

この先200年吹き止まない時代の風が。

それは土の時代の文化をすべて風化させ、「過去」というラベルを貼り仕舞いにします。

どんなけじめの付け方をするのかを、わたしたちが問われる時間が始まります。

そのとき最初に問われるのが「貴方はどれだけの価値を相手に見出せますか?」という問題。

これは相手のどこを信頼し評価するかにかかってきます。

評価を誤ること=相手の価値を下げることになるので、下げられないためには、その場を離れなければなりません。

 

わたしが、関東を離れたように、ね。

 

もし、西でも同じことが起きたらどうする?

そんなことを、ふいに尋ねられました。

「お前なんか、大したことない」

「おとなしく言われたことだけ、してりゃあいいんだよ」

湘南と同じく、そう言われたら。

貴方は次は、どこにいくの?

そう尋ねられた。

実際大阪で人脈を借りなければ何もできない人といわれ、街を離れました。

もう二度と、そこで仕事をすることはないと思います。

人はひとりでは何もできない、でも「仕事がしたいならわたしに従いなさい。貴方にはなんの力もないのだから」は違うと思う。

大したことはできなくても、無力ではない。

少なくとも5,000人の人生に少なからず与えてきた言葉があるわけだから。

飼い殺されて馬車馬のように働かされた大阪時代を、わたしは忘れない。

「これは京都で暮らすために必要なこと。東しか知らない貴方には、西の歩き方はわからない。都は貴方のようなものが通用する場所ではない」

その言葉に囚われた一年半の回り道、あれは本当に必要なことだったのかと、いまでも思うから。

ま、半沢直樹のように倍返しするほどの愛情も持てないから、二度といかない道を選んだのですが。

口車に乗った愚かな自分が悪い、それが事実かを証明するためにも、この都でわたしは生き抜いて行かねばならない。

 

わたしはこの街を、京都を愛した。

この街に愛されたいと思い願って、ここに出てきた。

五年片思いして、それでも、ようやく存在に気付いて貰えたくらい。

ちっぽけな吹けば飛ぶような野良の巫女なんて、もしかしたら明日には消えてしまう儚い存在でしかないのかもしれない。

でもね。

それでも最後まで、揺らぎながら燈し続けようと思うのです。

わたしの命の火をこの街で。

わたしが愛した、この都で、ね。

 

前回の風の時代は平安中期、それは源氏物語ができた時期。

平安時代は感性の時代、あの時代が戻ってきます、1000年ぶりに。

それは、土の時代のやり方は通用しないフワフワとした時代。

 

貴方は。

平安時代をもう一度、生きていけますか?

 

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半沢直樹の後番組は、ビーナスの話だそうで笑

遺産、て、土の時代の仕舞い方の象徴ですよね。

遺産にまつわる諸々も、これから世に口を開けてきます。

怖い怖い。

きっとドラマは観ないけど、主題歌が大好きなback numberさんらしいので、そのリリースはめっちゃ楽しみです。

 

 

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