【神はサイコロを振らないvol.13】 脳を変えたくば、アドリブをかませ
2020/12/07
「神はサイコロを振らない」では毎日一記事、京の拝み屋が脳科学について語ります。
お読み下さり、ありがとうございます。
京都の脳科学コーチ 西陣の拝み屋です。
京都で脳科学コーチングをしていますが、実はキャリア足掛け19年目になる拝み屋でもあります。
「拝み屋」とは、所属を持たない祈祷師のこと。
仕事の仕方はさまざまですが、最近はライトノベルの「我が家は祇園の拝み屋さん」がヒットしているので、『拝み屋』という名前自体は知っている人もいるかもしれません。
野良の祈祷師として京都に移住して3年目、左脳系祈祷師として活動しています。
この数日、神サイ(神はサイコロを振らないの略)更新をお休みしました。
理由はいろいろですが、実は脳的にはとてもよいことなのです。
それが功を奏したのか、脳が見事にバグりまして笑
まあ、プチパニックが起きました。
現実は何ら変わらない、冷静な自分は「まあまあ」と言っている。
しかし、脳だけは「だっ、だっていつもと違うからっ!」みたいな緊張感笑
最終的には「かまうもんか、やってしまえ」で乗り切りました。
まあまあ、脳の恒常性の恐ろしさ笑
わかっていても、ありもしない身体反応を
作り出します。
これが俗にいう脳のブレーキ、そんなときは
脳に、聴いてみるとよいのです。
「その最悪の事態が現実化したら、死ぬの?」
大概の場合、答えはNOでしょう。
そして、脳的には死なないならセーフなはず
なのです。
しかし、過去の経験で「死ぬほど嫌な思い」を
した場合、脳は予測できるそれらを回避する
ためにブレーキを踏みます。
なぜなら「不快」で満たされた脳をリセット
するには、多大なエネルギーが必要だから。
面倒くさがり屋の脳が、そんなものに手を出す
はずがなく、だからこそ、過去の失敗への
再チャレンジは難しいのです。
脳が許可をくれず、仮に挑んでも思考パターンが
変わっていない限り、また同じ結末を迎えます。
なぜならそれは「失敗するやり方しか知らないから」。
傾向と対策を取らずにチャレンジしても
トライ&エラーを繰り返すのは当たり前。
だからこそ、動く前にまず、「見る知る聞く」が
要となってくるのです。
ずっと時間に追われて暮らしてきました。
時間に追われていれば、不安は感じないと
思い込ませた時期がありました。
コロナ禍で働き方改革をした結果、実は時間に追われることが一番嫌なことだと気づきました。
予定がないのは嫌、でも、時間に追われるのはもっと嫌。
そんな複雑な脳は、「安堵感」の得方がかなり歪んでいました。
修正しよう、そうしよう、的な数日間。
ルーチンを止める=時の流れを変える、
しかし、新たに作りたい習慣はなかなか守ることができず。
次の課題は、自分との約束を果たす意思の強さ、かなあ。
もうすぐ、世の中が変わります。
脳のパニック状態を制御できるように準備しておきたいですね。
セルフコーチングを学ぶと、メタ認知の観点から自分を客観視できます。
ご希望のある方は、ぜひ一度、お問い合わせください。